岡山・犬島全域(岡山市東区犬島)で4月25日から、アートプロジェクト「第12回犬島時間」が行われる。
写真家の青地大輔さんが2004年に始めた同プロジェクト。「自然、歴史、文化、人の営み、景色、時間や、長い時間滞在し、島の人たちとのつながりの中でアートを通してこの島を感じてほしい、楽しんでほしいという思いから始めた」と青地さん。
島内数カ所を会場に、岡山に縁のある作家、小野耕石さん、北川太郎さん、高本敦基さん、宮崎郁子さんなど12人の作品を展示している。期間中、犬島を訪れる作家もいる。
犬島製錬所からでた精錬カスを使った犬島ガラスの作品も販売。白神典大さん、中野由紀子さん、平井睦美さんのガラスの器、風鈴、ペンダントなどで、犬島時間でしか扱わない。
犬島港に船が着くと、赤田晃一さんとリベルバーバパのコンテンポラリーダンスで出迎える日もあるという。
4月29日・5月2日はフルートと打楽器のコンサート「アンサンブル・リルオシアン・コンサート」、5月4日・5日は、ゴッコ遊びパフォーマンス「こんな夢を見た」、同5日は山猫団主宰のダンサー長井江里奈さんの「私神楽(しかぐら)」を予定する。
「岡山市に魅力の詰まった犬島があることを知ってほしい。すてきなアートを楽しみに訪れてほしい。島は会場ではなく生活の場でもあるので、しっかり配慮してほしい」話す。現在、ボランティアスタッフも募集しているという。
開催期間は11時~16時30分。鑑賞料は500円。5月5日まで(4月28日は休み)。