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岡山大学で「若者の政治参画」考えるワークショップ 18歳参政権に向け市民ら意見交換

ディスカッションの様子

ディスカッションの様子

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 岡山大学国際交流会館(岡山市北区津島3)で6月2日、「若者の政治参画ワークショップ」が開催された。

ディスカッション後の発表

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 岡山大学助教授岩淵泰(やすし)さんの授業「デモクラティックラーニング」の拡大版として企画し、受講学生以外も参加した同ワークショップ。

 当日は、大学生をはじめ、高校生、高校教師、会社員、岡山市職員など約70人が参加。ナビゲート役は、若者と政治をつなぐ活動を全国で展開しているNPO法人「YouthCreate(ユースクリエイト)」の原田謙介さんが務めた。

 現役の大学生が司会を務め、授業でこれまでディスカッションしてきた「若者が選挙に行かない理由、行く理由」を発表した後、「若者が政治参画を盛り上げるためにできること」「若者の政治参画を盛り上げるためにできること」の2テーマで6つのテーブルに分かれ意見交換した。

 参加者たちからは「SNSの利用や携帯アプリなどを活用し選挙を身近にする」「候補者の話を聞くだけでなく、自分たちの意見を候補者に伝える」「選挙に行くと何か得をするサービスを考える」などさまざまな意見を提案していた。

 原田さんは「10年後、今を振り返った時に選挙権年齢が18歳になった年と言っているか、それともあの時から街や社会が変わり始めたと言っているかの違いは大きい。今日のように世代の違う人が集まり、共に街や社会のことを考えることが重要」と話す。

 岩淵さんは「参議院選挙も迫り、若者の政治参画を促す声が大きいが、実際は長い年月が必要だと考えている。街のことを共に考え、まちづくりの向こう側に社会や政治があるのだと思う。若者のピュアな意見を聞き入れられる大人にも注目したい」と期待を寄せる。

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