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岡山の老舗市場にセルフうどん店 香川のうどんを再現

大羽いりこを持つ店長松下さん(右)とスタッフ京山さん(左)

大羽いりこを持つ店長松下さん(右)とスタッフ京山さん(左)

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 岡山・野田屋町にある岡ビル1階に「松下うどん」(岡山市北区野田屋町1、TEL 086-227-0012)がオープンして6カ月が過ぎた。

なすをトッピングした「ひやあつ」

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 1951(昭和26)年に竣工した岡ビルは、1階が市場、2~4階が働く人の住居として設計されている。現在は高齢化などの影響から空き店舗も増えてきている。同店は昨年12月24日、道久鮮魚店活魚センター跡にオープンした。店内はオープンキッチンになっており、席数は28席。注文した後、自分で出汁(だし)やネギなどをのせ、テーブルまで運ぶセルフ式。

 メニューは「うどん」(並=200円、大=350円)。うどんは、「あつあつ」(麺も出汁も熱い)、「ひやあつ」(麺は冷たく出汁は熱い)、「あつひや」(麺は熱く出汁は冷たい)、「ひやひや」(麺も出汁も冷たい)から選べる。いりこで取った熱い出汁と冷たい汁をかけて食べる「ぶっかけ」の2種類。トッピングの天ぷらは季節によって異なるが、さつまいも(80円)、ちくわ、おくら、じゃがいも、なす、たまねぎ(各120円)、モロヘイヤとたまねぎ生姜(150円)などを用意している。出汁を取った後のいりこも無料のトッピングとして用意している。

 自然食品の販売をしていたこともある店長の松下宏さんは「素材の味を生かしたうどんをつくりたい。大羽いりこで出汁を取り、香川の昔ながらに食べられていたうどんを再現している。おやつ感覚で食べてほしい」と話す。

 店内で製麺も行っており、小麦100%の麺を味わえるように、少し太めに機械を使わず手で切る。「麺のコシを楽しめる『ひやあつ』がお薦め」と松下さん。トッピングの具材は、同じビル内の青果店から新鮮な野菜を仕入れているという。

 営業時間は11時~19時。第1火曜定休。

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