インフルエンサーが講師を務めるオンライン教室「SEASAW(シーソー)」が5月18日、サービスを始めた。
岡山県に特化したインフルエンサーマーケティング事業「momoco(モモコ)」を運営するコノテ(津山市)の新事業。モモコは、岡山県内の企業や自治体の商品やサービスを登録インフルエンサーが、自身のSNSなどで発信してPRするサービス。登録インフルエンサーは約160人。総フォロワー数は約65万人。
5月初旬から同社のインターンを始めた岡山大学4年生の田村竜偉さんが企画した。田村さんは「コロナ禍での就職活動や授業など、オンラインの可能性を感じることが多かった。自宅にいる時間も多く、遊びながら学べるオンライン教室を作りたいと思うようになった。インターン生となり、インフルエンサーを掛け合わせることで、個性のあるインフルエンサーからの授業を企画することができた」と話す。
国内航空会社の客室乗務員経験のある五賀晶子さんの「座り方や立ち振る舞い、メークやスキンケア」などの教室、イワモトリサさんの「弾き語り配信」の教室、ブロガーのやぶなおさんの「情報発信」の教室、大学3年生のやさしいさんの「意識低い系のスパイスカレー」の教室のほか、プログラミングや英語、スマホ写真教室などを提供している。
現在は、インフルエンサーに限らず、講師の募集も行っている。田村さんは「どんな人でも経験してきたことは全員違う。自分の経験が誰かの役に立つ可能性がある。教えることで学びを得ることも多いはず。講師と生徒が、教える・教わるのバランスが行ったり来たりするイメージからサービス名を『シーソー』と名付けた」と話す。
同サービスは、参加する講師も生徒も、岡山県在住に限定している。お互いの共通の店や話題などより具体的な授業が進めやすい点、オンラインだけでなくリアルなつながりも同時に作れることを想定しているという。