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クレド岡山に8メートルのチョークアート 見上げれば穏やかな「うのまち」を

アーティスト「shinPo mai」さん

アーティスト「shinPo mai」さん

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 クレド岡山(岡山市北区中山下1)に8月21日、アーティスト「shinPo mai」さんのチョークアートが完成した。

shinPo maiさんのチョークアート

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 柳川筋の交差点「郵便局前」に面する同館・南西エントランス2階の広告スペースだった場所に、幅8メートル、高さ3メートルの黒板を新たに設置。7月3日に同館2階にオープンした「うのまち珈琲店」(同)が企画した。

 shinPo maiさんと「うのまち珈琲店」店主の小田墾さんは、同じ高校の軽音楽同好会で先輩と後輩の関係。2008(平成20)年に小田さんが初めて開業した「Moose cafe(ムースカフェ)」の看板にチョークで「椅子とリンゴ」の絵を、2017(平成29)年に玉野ショッピングモール「メルカ」(玉野市宇野)に同店1号店をオープンした時には、店内の壁に3メートルの絵を描いた。同館2階の店内にも以前描いた「椅子とリンゴ」をモチーフとした絵やクリームソーダなど7点を描いている。

 1号店のアートは、「港を背景にカフェでくつろぐイメージ」で制作したという。今回は、岡山市中心部、にぎやかな場所だからこそ、「うのまちの穏やかな風景を思い出せる」絵をイメージして制作した。shinPo maiさんは「前作と同様に画面の周りには雪割草を描いている。春に雪の中から新しい芽を出す雪割草は、力強く成長していく生き生きとした生命の象徴。海辺の象徴としての『船』や『うのまち珈琲』のアイコンでもあるカモメも描いている」と話す。

 shinPo maiさんの作品の多くに女性が登場する。「テーマや伝えたいことを女性に投影していく。自分との対話や葛藤、時にネガティブなこととも対峙(たいじ)する。小田さんは『自由に描いていい』と任せてくれる。小田さんからの依頼で描く絵は、自然と穏やかな気持ちになれ、普段描かない表情の女性が登場する。岡山市中心部の騒がしさの中に、穏やかな時間の流れる『うのまち』の雰囲気を見上げた人が感じてもらえればうれしい」とも。

 絵の中には2カ所、クレド岡山の情報を掲載するスペースもある。

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