カードゲーム大会「UNO宇野2020 スペシャルエキシビジョンマッチ」が9月20日、玉野市立図書館(玉野市宇野1)で開催される。主催はアート教室「フィンセント」。
「UNO宇野2020 スペシャルエキシビジョンマッチ」で使われる2メートルの糸電話
カードゲーム「UNO」と同音の地名である宇野で開かれる同大会は、2013(平成25)年に始まり今年で8回目。
今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、会場参加者は玉野市内在住者のみを募集する。玉野市外在住者はオンラインを通じ、国内外どこからでもリモートで参加できる。昨年まではゲームの勝敗数で優勝者を決めていたが、今年は順位をつけずに全8試合を行う。
会場参加者は、マスクとメガネまたはサングラス着用とする。対戦中はソーシャルディスタンスを保つため、イスはテーブルから2メートル離してプレイする。ルールが分からない時などは、2メートルの糸を張った糸電話を使ってスタッフに質問する。
同団体代表のジャン・ジャックさんは「カードを切るたびにイスからテーブルまで2メートルを歩く。普段はしない不便なことも魅力と捉え、特殊な状況でのUNOを楽しんでほしい」と話す。
会場ではリモート参加者の代わりに、工事現場作業員、サッカー少年、画家などに扮(ふん)したスタッフがイスに座る。リモート参加者はテレビゲームのキャラクターを選ぶように自分の代わりとなるスタッフを事前に選ぶ。リモート参加者とスタッフはスマートフォンの動画通話を使い、スタッフから見える対戦相手、テーブルに出されたカード、自分の持っているカードなどをリアルタイムに伝える。スタッフはイヤホンを通じて、リモート参加者の指示に従いカードを切る。
ジャン・ジャックさんは「新型コロナウイルスの感染防止対策そのものを楽しむ方法はないか」との思い企画した。「続けてきたイベントを中止にするよりも、今の状況下で新しいUNOを楽しむチャンスだと思った。オンラインを使ってリモートで世界中から参加をしてUNOをできることを楽しみにしている」と話す。
開催時間は14時20分~17時20分。参加無料。会場参加、リモート参加の定員は、それぞれ6人~8人を予定する(定員を超えた場合は抽選)。申し込み締め切りは15日17時。