専門学校「岡山ビジネスカレッジ」(岡山市北区田町1)に2022年4月、eスポーツビジネス学科を開設する。
開設に当たり、同校を運営する「貝畑学園」と「岡山県eスポーツ連合」(岡山市北区駅前町1)が教育連携協定を2月19日に締結した。同校は、1983(昭和58)年に岡山ビジネスカレッジ、2002(平成14)年に岡山ビューティーモード(岡山市北区昭和町)を開校し、ファッション学科やブライダル学科、パティシエ学科、アニメ・イラスト学科、愛犬美容・看護学科など全16コースで約850人が学んでいる。
同学科では、eスポーツを通したゲームスキル、イベント企画・運営力やITスキルを学ぶカリキュラム、ビジネスマナーや情報発信力、課題発見・解決力を学ビジネススキルカリキュラム、コミュニケーション力やチームワーク力、自己管理力を学ぶヒューマンスキルカリキュラムを準備している。
岡山県eスポーツ連合は、岡山駅前商店街を使って2018(平成30)年からゴールデンフェスタ内でゲーム「ぷよぷよ」や「FIFA2018」などeスポーツ大会を行った。2019(平成31)年には映画館のスクリーンを使った「鉄拳」の大会を開催。昨年11月には岡山中央中学校(岡山市北区蕃山町)や高島公民館(岡山市中区国府市場)での高齢者向けにeスポーツ体験会を開催してきた。
本村哲治会長は「eスポーツは、プログラミングの分野、高齢者福祉分野にも可能性がある。人材育成の強化を求められる。プロプレーヤーを育てるだけではなく、eスポーツ大会を開く企画やマネジメント、広報チラシ作成など多岐にわたる。ビジネススキルも含めて学べる場所を提供する」と話す。
同校のeスポーツビジネス学科は専用施設をJR岡山駅西口に開設する。ゲーミング実習室やイベント・大会を開催する専用施設を完備する。2年制で定員30人を予定している。