峰岸秀政さんが居候する酵素風呂店「グローリー」(岡山市北区高松原古才)前で3月13日、キッチンカーでカレーを提供した。
峰岸さんは、昨年3月まで「横浜西口マルシェ」を主催していた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、劇団「歴史新大陸」の広報担当として岡山へやってきた。
昨年5月、岡山市内のホテルや友人宅に泊まっていたが、10月から友人の両親が経営する酵素風呂店の2階が空いていることを知り、居候することになった。峰岸さんは「自分の住まわせてもらっている場所を存続するために、今年3月から何かしなきゃと広報活動を始めた」と話す。
居候している酵素風呂店は、昨年8月1日にオープンした。コロナ禍でのオープンだったこと、オーナーがSNSなどを使いこなすことができなかったことから、広報活動をして手伝うようになった。同時に今年秋に向けて劇団の日本文化を伝えるイベントを企画している。
同店の店頭でキッチンカーを止め、カレーと試作品のフローズンドリンクを提供した。カレーは、愛知県豊橋市発の日本縦断をした「カレーコミュニケーション」の「縦断カレー」を「れきしんカレー」(850円)として提供する。欧風カレーにうずらの卵が二つのっている。
音声型SNS「クラブハウス」を使って、同店のことやキッチンカーで行うカレー店の告知などを1日12時間以上行っていた。フローズンドリンクの企画を同SNSで知ったパティシエの提案で作り方を考え、カメラマンがインスタ映えする写真の撮り方などを提案し、完成した。
峰岸さんは「ほとんど知り合いのいない岡山に来て、クラブハウスで多くの人とつながることができ、感謝している。酵素風呂店も、劇団もカレー店もSNSなどを勉強しながらより多くの人に知ってもらえるように努力していく」と話す。
次回、4月3日・4日に和気神社(和気町藤野)でカレーとレアチーズケーキ味のイチゴフローズンドリンクを販売する予定としている。