カフェ「QINOCO(キノコ)RSK」が6月6日、RSKメディアセンター(岡山市北区天神町)にオープンした。
岡山市立オリエント美術館と岡山県立美術館の間、以前は後楽館中学・高校があった場所に新築した山陽放送の新社屋「RSKメディアセンター」1階に2店舗目となる同店を開いた。
コーヒーの焙煎(ばいせん)とカフェを展開する「キノシタショウテン」(瀬戸内市)で修業した後藤真明さんが、2018(平成30)年4月に倉敷で開業した。後藤さんの出身地が井原市木の子町であることから店名を名付けた。倉敷店では主にコーヒーとスイーツ、軽食を提供している。
同店では、初めて定食(1,320円)を提供する。唐揚定食、しょうが焼き定食、ハンバーグ定食のうち2種類を日替わりで用意する。米は木之子町産、美星町の美星牛や美星豚を使い、ドレッシングやマヨネーズなども手作りにこだわっている。今後は、丼や魚の煮付けなども検討しているという。
内装はキノシタショウテン社長の木下尚之さんが監修した。6人掛けテーブル3卓、4人掛けテーブル2卓、カウンター4席で、今後はテラス席も設ける予定。
後藤さんは「後楽園や美術館などが並ぶカルチャーゾーンでの出店だが、敷居をなるべく低くするために、誰でも知っているスタンダードなメニューを用意した。定食を提供するのは初めてで、チャレンジでもある。地産地消の食材で作ったランチを楽しんでほしい」と話す。
モーニングは、ジャムとトースト(770円)をピザトーストに変更などできるオプションやドリンクセットを用意している。自家製ベーコンとシーザーサラダのサンド(1,100円)は営業時間内、いつでも提供する。スイーツは、ガトーショコラ・チーズケーキ・プリン(以上605円)を用意。ドリンクは、キノシタショウテンのコーヒー豆を使ったアメリカーノ(550円)とドリップコーヒー(660円)、クリームソーダ(770円)や自家製シロップのレモネード(660円)のジュースも提供する。
「倉敷店ではこれまで、コーヒーとスイーツの組み合わせのおいしさを伝えたかった。楽しんでくれるお客さまの声を聞き、何度もスイーツを改良してきた。私は開業時から変わらず、全人類に愛される店を目指しているが、食べに来てくれる方の声を聞き、一緒に店を作っていきたい」とも。
営業時間は8時30分~18時(ランチは11時~14時30分)。