10代・20代を対象にしたワークショップ「Let's talk about…club 」が12月12日、ゲストハウス「KAMP」(岡山市北区奉還町3)で開かれる。
同イベントは今年7月にスタートし、「Life」「politics」「Life is sex」をテーマに開催した。今回のテーマは「Fashion and Ecology」で、ゲストは「land down under」(倉敷市児島唐琴4)の池上慶行さんと「SOLIT!」(東京都渋谷区)の田中美咲さん。ゲストが各15分ほど事業紹介などを行なった後、参加者と意見交換をする。
「land down under」は、倉敷市児島にあるジーンズメーカー。はき古したジーンズを修理したり、古着として再販売したり、生地を利用してリメークしたり、糸に戻してリサイクルしたりと、商品が資源として生まれ変わる「サーキュラーエコノミー」を実践している。
「SOLIT!」は、肩幅や太ももなど好みや体に合わせた1600以上の組み合わせから選べるジャケット、シャツ、パンツの販売を行っている。どんな人でも楽しめるファッションを提供するだけでなく、不必要なものを作らない、リユースするなどサステイナブルな取り組みをしている。
同イベントの企画をするKAMPスタッフの大淵魁(すぐる)さんは、4月に開催されたイベント「ミャンマーで何が起きているか~2月1日クーデター発生後を解説~」に参加し、現実に起きていることに対して真剣に考えることと自分の意見を話すことの大切さを感じ、自らイベントを開くことを決意したという。
大淵さんは「大学生の時は、恋愛話やドラマの話をするように政治の話や社会課題について話し合っていた。社会に出るとタブーとされることも多く、真剣に考える機会すらない。自分で考えてみることで、自分の気持ちや考えに気付くこともある。もっとモヤモヤすることも多いが、考えることで一歩を踏み出せることもある。今後は女性の権利などについても扱いたい」と話す。
開催時間は18時~。参加費は1,000円。当日は12時から試着会を開く。