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岡山のバーで「愛と欲望のパンケーキ」提供 着火したオレンジリキュールかける

バー・マエダ店主の前田農さん

バー・マエダ店主の前田農さん

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 「Bar Maeda(バー・マエダ)」(岡山市北区野田屋町)が現在、「愛と欲望の分厚いパンケーキ」を提供している。

バー・マエダの「愛と欲望の分厚いパンケーキ」1

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 岡山県では1月26日、新型コロナウイルスまん延防止等重点措置を1月27日から2月20日まで適用すると発表した。

 同店は2012(平成24)年、ウイスキー、ワイン、日本酒と300種のラム酒をそろえるバーとしてオープンした。店主の前田農さんは調理師免許取得後、喫茶店「エスプリ」(北区三野)とバーで各5年修業し、開業した。

 2020年5月ごろから、コーヒーやトーストサンドイッチなどを提供する昼営業「喫茶前田」を始めた。テークアウト商品として、笠岡の牧場で育った谷本牛を使った「ローストビーフサンドイッチ」(1,500円)を提供したこともあった。

 同店は、岡山県飲食店感染防止対策第三者認証制度の認証を得て営業している。前田さんは「営業時間などの短縮は仕方ないが、店を閉めて離れてしまった客足を取り戻すのは非常に苦しい。認証をもらっていても店を開けづらい雰囲気がある」と現状を話す。

 同パンケーキは、昨年夏にバー営業を休業した時、多くのカフェに通いパンケーキを食べ続けた末に考案したという。パンケーキは直径約20センチ、厚み3センチ。表面はカリカリになるまで焼き、中はフワフワ食感が特徴。焼き上げには約20分かける。仕上げは、パンケーキに乗せたアイスクリームの上から着火したオレンジリキュールをかける。シロップはメープルシロップとハチミツ、チョコレート、キャラメールソースを用意する。価格は1,500円。

 前田さんは「バーでしか提供できない高級感のある大人向けパンケーキを作った。生クリームがのったかわいらしいパンケーキではなく、食べられるか食べられないかくらいのボリュームにした。コーヒーやカプチーノなどと一緒に『愛と欲望』感を味わってほしい」と話す。

 ドリンクメニューは、コーヒー(500円)、喫茶店のカプチーノ、カフェモカ(以上700円)、自家製レモネード、スイートミントグリーンティー(以上600円)、チョコバナナジュース(900円)などを用意する。

 前田さんは「常連客は酒やコーヒーを飲みにだけ来店しているのではなく、当店の空間を愛してくれていることを再認識した。パンケーキだけ、コーヒーだけでも歓迎。試行錯誤は続くが、より良い空間と酒、飲食の提供を続けていきたい」と話す。

 営業時間は15時~20時。月曜定休。

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