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岡山のバーが共通チケット「岡山カクテルチケット」発行へ 参加店募集も

岡山カクテルチケット発起人で参加店「Bar Maeda」バーテンダーの前田農さん

岡山カクテルチケット発起人で参加店「Bar Maeda」バーテンダーの前田農さん

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 岡山市内のバー6店が5月9日、共通で使える「OKAYAMA COCKTAIL TICKET(岡山カクテルチケット)」の販売を始めた。

BarMaedaがお薦めするラム酒

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響による飲食店やバーなどの来店客数減少の現状を受け、企画した同チケット。発起人の前田農さんがバーテンダーを務める「Bar Maeda(バー・マエダ)」(野田屋町1)では、客が1日3人未満の日もあったという。現在は、夜営業を休止し、15時~20時まで「喫茶前田」として、コーヒー(500円)やカプチーノ(700円)、岡山一宮の白桃ジュース(600円)などを提供している。

 チケットは500円の金券が11枚つづりになっており、現在、「Bar Lhotse(バー・ローツェ)」(田町1)、「Cafe&Bar AVANTY(カフェ&バー アバンティ)」(野田屋町1)、「SAMSARA(サムサラ)」(田町2)、「BAR LYTTON N(バー・リットンエヌ)」(幸町3)、「電氣ブラン」(本町)で使うことができる。

 前田さんは「岡山市中心部には、約60軒のバーがあるといわれている。バーに訪れる客は自分の店だけの客ではなく全てのバーの客。どの店にも個性があり、厳しい時だからこそ夜のバー文化の灯を消さないようにしたい」と話す。

 同チケットには、使用可能店の欄に一つ空欄を作っており、参加するバーを募集している。多くのバーが賛同することで、バーに飲みに行けるようになった時、多くの人が今まで訪れたことのない店にも来てもらう仕組みを盛り込んだ。

 バーマエダは、2012(平成24)年8月にオープン。日本のウイスキー・ワイン・日本酒と世界300種のラム酒を用意している。ラム・コンシェルジュの前田さんは、サトウキビで作られるラム酒の作り方や背景などの説明も行う。グアテマラ産ラムの「ロン・サカパ」や滋賀県産ラムの「ナインリーブス」などを取りそろえている。

 「大人な雰囲気のカウンターバーの『バー・ローツェ」、人とのつながりを大切した『アバンティ』、本格的なカクテルバーの『サムサラ』、老舗オーセンティックバーの『リットンエヌ』、アメリカンスタイルの『電氣ブラン』。安心して夜を楽しめるようになったら、いろいろな店に訪れてほしい」とも。

 チケットは1セット=5,000円。参加店で販売し、11月30日まで使うことができる。

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