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岡山にアレルゲンフリーの焼き菓子店「オトモ」 全品ビーガン対応に

農業生産法人「いぶき」代表の梶岡洋佑さん

農業生産法人「いぶき」代表の梶岡洋佑さん

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 アレルゲンフリーの焼き菓子店「otomo(オトモ)」(岡山市北区平野)が岡山にオープンして、5月12日で1カ月がたつ。

アレルゲンフリーの焼き菓子店「otomo(オトモ)」のドーナツ

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 2013(平成25)年に当時学生だった梶岡洋佑さんが設立した農業生産法人「いぶき」(瀬戸内市)が経営する同店。同法人は年間40種類以上の野菜を生産するほか、農業体験や農福連携事業なども行う。2021(令和3)年、生産した野菜を使った菓子のオンラインショップ「農家がつくるベジスイーツ」をオープン。乳・卵・小麦を使わないアレルゲンフリーの素材を使い、パプリカ、ビーツ、ニンジン、春菊、タマネギなどを粉状にした野菜で色と香りを付けたマカロンを販売する。

 同店では、卵・乳・小麦だけでなく、エビ・カニ・落花生・そばを使わず、全品ビーガンに対応する。上白糖ではなく、きび糖やてんさい糖を用いるほか、岡山県産の米粉、乳化剤を使っていないチョコレート、遺伝子組み換えではない北海道産の大豆で作った豆腐を使う。

 商品は、樹木で完熟させた「木熟レモン」を丸ごと使った「レモンケーキ」(358円)、ほうじ茶・かぶせ茶・塩レモンの「スノーボール」(378円)、営業日の朝に焼いた「カヌレ」(275円)、米粉と豆乳、バナナを使ったもっちり食感の「ドーナツ」(238円)、米粉と豆腐をベースにミックスナッツやチョコ、オレンジピールなどをトッピングした「ブラウニー」(528円)、オートミールの「クッキー」(198円)などをそろえる。

 梶岡さんは「パティシエ歴20年以上のスタッフが、米粉を使っても重くならない焼き時間や温度、材料の配分を研究して販売する。アレルギーを気にする子どもや、海外からの旅行客など、幅広い人に食べてもらいたい」と話す。

 営業時間は11時~。売り切れ次第、閉店。

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