暮らす・働く

岡山で医療・介護イベント「アメポケフェア」 リアルイベント初開催

アメポケを運営する「アークリード」の岩田成矢社長

アメポケを運営する「アークリード」の岩田成矢社長

  • 124

  •  

 医療福祉業界イベント「アメポケフェア」が5月28日、コンベックス岡山(岡山市北区大内田)で開かれる。

[広告]

 アメポケは、岡山の医療福祉業界で働く人に向け、専門知識、待遇・制度などの講義動画を無料で閲覧できるウェブサイト。2021年3月に開設。現在、約80人の講師が約850本の動画を公開しているほか、介護施設や病院など約70拠点の事業所紹介、アメポケカフェでの週1回のセミナー開催を行っている。サイトの登録人数は5000人を超えた。

 当日はスペシャルトークとして、39歳で若年性アルツハイマー型認知症を発症し、映画「オレンジ・ランプ」のモデルとなった丹野智文さんと、認知症当事者が洗車などの仕事を行う地域につながるデイサービスの運営などを行う前田隆行さんが登壇する。

 セミナーとして、訪問診療をいち早く始めた「つばさクリニック」(奉還町1)の中村幸伸理事長の「教えて!訪問診療」、10代から家族3人をケアし現在、看護師としても活動するヤングケアラー啓発支援団体「K&」の冠野真弓さんの「ヤングケアラー支援者に知っていてほしい10のこと」、看取りを含む訪問介護について取り組む「訪問看護ステーション晴」(表町3)代表の赤瀬佳代さんの「つなぐ訪問介護の役割」、産業医としてメンタルヘルスを専門とする清水内科医院副院長の清水孝一さんの「働く大人のメンタルヘルス」を予定。

 会場には「アメポケおすすめの職場紹介ブース」を設け、病院や介護施設など20事業所を紹介。電動ベッドや車いすなど約50点の最新福祉機器の展示、「epoおかやま笑顔プロジェクト」(玉野市)の防災グッズなどの展示も行う。このほか、「スキル・キャリアアップ相談ブース」やカフェスペースも設ける。

 アメポケを運営する「アークリード」(南区新保)の岩田成矢社長は「人の健康や生命維持には多くの人が関わる。医療や看護、多くの専門職が連携するには、互いを知り一つの円になることが必要。そのための学びの場としてアメポケを作った。アメポケをリアルな形で表現したのが、このイベント。もっと人のために、もっと自分のために成長したいと思う人が集まる熱量の高い場所となるはず。当事者の家族から、これから医療介護について知っておきたいという人まで、多く人に訪れてほしい」と話す。

 開催時間は12時30分~16時。入場無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース