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ルワンダ内戦を生き抜いたマリールイズさん、「生きること、学ぶこと」テーマに講演

岡山ユニセフ協会で企画を担当する梶岡春花さん

岡山ユニセフ協会で企画を担当する梶岡春花さん

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 講演会「そうなん?知らんかった!ユニセフ世界の旅・ルワンダ編」が6月10日、きらめきプラザ(岡山市北区南方2)で開かれる。主催は岡山ユニセフ協会(同)。

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 岡山ユニセフ協会が2019(平成31)年にスタートした同講演会。コロナ禍で海外旅行が難しい中、外国出身者や活動経験者をゲストに招き、世界のことを知る機会として開いてきた。これまでの開催国は、ミャンマー、セネガル、ブラジル、マレーシア、ジャマイカ、ネパールなど。

 講師には、コンゴ共和国出身で福島県在住の永遠瑠(とわり)マリールイズさんを招く。2015(平成27)年以来2度目。マリールイズさんは、1994(平成6)年4月7日に勃発したルワンダ内戦を経験。子ども3人を連れて難民キャンプに逃れた後、日本へ帰化した。JICA(国際協力機構)(東京都千代田区)の制度で日本に研修生として訪れた経験から、当時の友人たちに助けられたという。

 2000(平成12)年には「ルワンダの教育を考える会」を設立。戦争で心身ともに傷ついた子どもに「夢を取り戻してほしい」という願いを込め、キガリ市内に幼稚園・小学校を建設する。今回は、「生きること、学ぶこと~出会いに感謝の30年~」と題して講演を行う。

 同協会スタッフの梶岡春花さんは「看護学生の時、マリールイズさんの話を聞き衝撃を受けた。私自身、母親になったからこそ、平和について学び続けたいと思い企画した。特に学生、子育てをする親にも来てほしい。子連れでの参加も歓迎」と話す。

 開催時間は14時~16時。参加無料。要予約。

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