「空の日フェスタ2023」が10月8日、岡山桃太郎空港で開催される。
1992(平成4)年、国土交通省が航空の理解と関心を高めるため9月20日を「空の日」に定めた。全国の空港でイベントを開催する。同空港も同年、イベントを始めた。コロナ禍で2020年・2021年は中止としたが、昨年再開した。
同空港では現在、国内線は東京・札幌・沖縄へ、国際線は上海・台湾へ運航している。コロナ禍で香港・ソウル便は運休中。今年3月11日、35周年を迎えた。
同イベントは、航空会社など18団体から成る実行委員会が主催。予約不要で参加できるイベントなど15以上の企画を用意する。
当日、「JAL整備士によるミニ航空教室」では、駐機エリアに下りて間近で飛行機を見ることができ、出発する飛行機に横断幕を使って見送りができるほか、飛行機をけん引するトーイングトラクターや荷物を載せたり下ろしたりする際に使うベルトコンベヤーの付いたベルトローダーなど、空港で「働く」車の見学、へリコプターなどの自衛隊機や大型化学消防車の展示、消防車からの放水デモンストレーションも見ることができる。
このほか、日本航空と全日空の子ども向けの制服を着て撮影できるコーナー、中国東方航空のスタッフらで作る「東航軽音楽団」による歌とギター演奏、麻薬探知犬のデモンストレーションも行う。
岡山県航空企画推進課の横見歩海さんは「飛行機を利用しない人にも、空港に遊びに来て身近に感じてほしい。特に、子どもが空に関わる仕事に興味を持つきっかけになれば」と期待を込める。
開催時間は10時~16時。