カフェ「amaca(アマカ)」(岡山市北区野田3)がオープンして、2月8日で2カ月がたつ。
昨年12月8日、雑貨店「MARGINAL(マージナル)」跡にオープンした同店。経営は、一級建築士事務所「SPECIALABO(スペシアラボ)」。店内は、グレーとウッドを基調とし、店内外に植栽を配置した空間に仕上げ、46席を用意。店内中央に、同社が自作したロの字型のカウンターを配置。対面した人との視線を植物で隠し、読書や仕事ができるよう電源も用意する。ベビーカーでの入店の妨げにならず、隣席の話し声が気にならないようテーブル間の距離を取り、ゆったりした配置にしている。エントランスに大きな階段があり、2階は同社の事務所・打ち合わせスペース。店内外には約60本の樹木を植え、季節ごとの木の変化がイメージできるようにした。
同社の当田良紀社長はカフェ好きで、県内外のカフェをよく利用していた。5年ほど前から「何度も通いたくなる居心地の良いカフェ」を構想し始めた。当田さんは「空間的に居心地のいいカフェにはなかなか出合えなかった。理想のカフェを自分たちの知見と技術で実現した。住宅を建てた後、施主に来てもらうことはほとんどないため、気軽に来てもらえる場所を作りたかった」と話す。
メニューは、「爽やかチーズケーキ」「濃厚ガトーショコラ」(以上715円)、「クリームブリュレ」(693円)の定番メニューと、本日のケーキ、季節のタルト、本日の焼き菓子の日替わりメニューを用意。店内にある菓子工房で毎朝パティシエが焼き上げる。軽食として、「焼きたてクロックムッシュ」(825円)、「バジルの焼き立てサンド」(935円)を提供する。
ドリンクは、「コーヒー(アメリカーノ)」(693円)、「カフェラテ」(748円)、「チョコラテ」「キャラメルラテ」(以上825円)、「ハニージンジャーラテ」(858円)のほか、紅茶、ジュース類も用意。キノシタショウテンが焙煎(ばいせん)したスペシャルティコーヒーを提供。コーヒー豆のいれ方や炒り方の違いを学ぶ研修を受け、16種類の中からイメージに合うものとして、グァテマラのペドロ・E・ファジャさんの豆を選んだという。
当田さんは「2月以降はランチを再開する予定。パティシエや店内スタッフとの縁もあり、理想に近い店ができた。店名は、イタリア語でハンモックを意味する『アマカ』とした。店名通り、のんびりゆったりしたスペースにしたい。今後は、2階のスペースで楽器やフラワーアレンジメントの教室なども開きたい。いつ来ても何か少しずつ変化のあるカフェとして、また地域の憩いの場になれば」と話す。
営業時間は11時~18時。