すし居酒屋メニューを提供する「食堂osushi(おすし)」(岡山市北区磨屋町)がオープンして、3月23日で1カ月がたった。
「プチぜいたくを楽しめるすし食堂」をコンセプトに、回らないすしと居酒屋メニューを提供する同店。店主の山本豪太さんは18歳でイタリアンの料理人を振り出しに、大阪でバーや居酒屋、割烹料理店を経験し、2016(平成28)年、和食店「和のごちそう屋菜つき」をオープンした。今回が2店舗目となる。
店内は、グレーやクリーム色を基調とし、木材を使ったダークブラウンの家具や畳を設置し和モダンに仕上げた。席数は、カウンター=8席、テーブル=34席。すしを気軽な存在に感じてもらうため、店主の妻が侍の頭の上にすしをのせたポップなキャラクター「すしざむらい」を考案したほか、店名に「食堂」とすることで親近感を表したという。
すし飯は、京都の米店「八代目儀兵衛」がすし用にブレンドし、大粒で粘りが少なく甘みがあるという「鮨米(すしまい)」に、「うまみとコクの強さが特徴」という赤酢「美濃三年酢」を合わせた「赤シャリ」を「口の中でほどけるような食感になる」よう人肌に温めて提供するという。
メニューは、アジ、サーモン、締めサバ(以上220円)、マグロ(308円)、「マグロ三重奏」(374円)、「煮アナゴ一本握り」(528円)、「ずわいがにタワー」(418)円、かば焼きウナギの上に棒状に切ったバターをのせた「ウナギバター」(以上308円)、「えのきの昆布締め」(198円)、「黄ニラ」(264円)のほか「煮玉子といぶりがっこのポテトサラダ」(638円)、「ネギ塩マグロユッケ」(1,078円)、すし用のアジを使いレアの状態で揚げた「osushiの本気アジフライ」(968円)など。
ドリンクは、ビール(638円~)、ハイボール(550円~)、日本酒(638円~)、焼酎(550円~)、サワー(572円~)、ウーロン茶、コーラ、オレンジジュース、ジンジャーエール(363円)など。
山本さんは「カウンターの高級店ほどハードルが高くなく、回転ずしよりこだわりの詰まった店。魚料理がメインの居酒屋料理と握りずしを食べられる。外国人観光客でも気軽に注文できるように5カ国語に対応しているほか、メニューには富士山のイラスト、黄ニラやサワラ、備前和牛など県産の食材を使うメニューには桃太郎のイラストをメニューに表示するなどして注文しやすくした。回らないすし店のデビューにも来店してほしい」と話す。
営業時間は17時~23時(3月末までは21時閉店)。月曜定休。