暮らす・働く

岡山駅を特急「やくも」新型車両が出発 4色を配合した「やくもブロンズ」

出発式の様子

出発式の様子

  • 30

  •  

 特急「やくも」の新型車両273系の出発式が4月6日、岡山駅で行われた。

特急「やくも」の新型車両273系

[広告]

 「やくも」は、山陽新幹線がJR岡山駅に開通した1972(昭和47)年に誕生した。1975(昭和50)年に気動車として初めて「エル特急」に指定された。1982(昭和57)年に、速度向上できる自然振り子式車両・381系を導入。1994(平成6)年に薄紫色の「スーパーやくも」が登場。2007(平成19)年に381系の全面リニューアルし、座席の座り心地や前後の幅などを広くした「ゆったりやくも」が走り始める。

 2022年に50周年を記念して、クリーム色と赤色のツートーンカラーのリバイバル381系を運行したほか、2023年にはスーパーやくも、緑と黄色の帯が入った「緑やくも色」もリバイバル運行し始めた。

 新型車両273系は、大山から登る朝日や宍道湖に沈む夕日のうこん色、たたら製鉄のこがね色、大山夏山開き祭りのたいまつ行列の炎のようなあかがね色、赤瓦の街並みの赤銅色の4色をベースに作られたオリジナルカラー「やくもブロンズ」を配している。

 車両をデザインしたのは、「WEST EXPRESS銀河」などをデザインした川西康之さん。普通車は横4列、グリーン車は横3列で、全席の肘掛けにコンセントを配置するほか、Wi-Fi環境を提供している。普通車は、神事に用いられていた麻の葉をモチーフにした柄、グリーン車は、富と長寿の象徴とされる亀の甲羅をモチーフにした柄をシートにあしらう。半個室となったセミ・コンパートメント(グループ向け座席)では、雲型の大きなテーブルとフラットにすることができる座席も準備している。

 JR西日本、鉄道総合技術研究所、川崎車両が共同開発した「車上型の制御付自然振り子方式」は、これまでの自然の遠心力に任せて車体が傾くのではなく、登録しておいた路線の曲線データと走行地点でのデータを連続して照合し続け車体を傾けるシステム。

 当日は、車内チャイムに使われる「Official髭男dism」の「Pretender(プリテンダー)」「I LOVE...」を音楽隊が演奏した。JR西日本岡山支社長の藤原乗将さんは「光が当たると光沢が際立つ配色は自然に映える。これまで揺れが大きいといわれてきた振り子式も改善し、快適性を向上させた。インバウンドの観光需要、ビジネス、レジャーなどに利用してほしい」と話す。

 出発式では、JR岡山駅の斉藤丈二駅長やマスコット「くまなく・たびにゃん」らの合図で9時13分に出発した。停車駅は、「倉敷」「総社」「備中高梁(びっちゅうたかはし)」「新見」「生山(しょうやま)」「根雨(ねう)」「伯耆(ほうき)大山」「米子」「安来(やすぎ)」「松江」「玉造温泉」「宍道(しんじ)」、終点「出雲市」。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース