「ベトナムフェスティバル岡山2024」が9月1日、下石井公園(岡山市北区幸町)で開かれる。
同イベントは、2015(平成27)年に在日ベトナム学生青年協会岡山支部が主催したのが始まりで、岡山大学を会場に4回開催してきた。その後、コロナ禍で開催できず同協会は解散。メンバーだったベトナム出身チャン・フィ・トンさんが中心となって新たに実行委員会を立ち上げ、今年、6年ぶりに開催する。
岡山県によると県内の在留外国人は約3万6000人。ベトナムは国籍別で最も多く約1万2000人。同イベントでは、ベトナム人と日本人の交流、岡山県内に住むベトナム人のコミュニティー間のつながりを深めることを目的に、飲食や物販、企業、団体ブースやステージショーを展開する。
会場には、14の飲食店ブースを含む22ブースが出店。フォーやサンドイッチ「バインミー」、ぜんざいなどを販売するほか、民族衣装「アオザイ」を貸し出して撮影するコーナー、ゲームブースなどを展開する。
ステージでは、現地ではココナツの葉を使って作る装飾を代替品を取り入れるなどして再現するなど、ベトナムの伝統的な結婚式を再現したショーを披露する。併せて、ベトナムのアオザイなどを披露するファッションショー、総合武術「ボビナム」の演武、撥弦(はつげん)楽器「ダン・チャイン」の演奏、のど自慢大会を行う。
チャンさんは「ベトナム人だけではなく、日本人や外国人にも参加してもらい国際交流の場としたい。フードはベトナムの地域によって味が違う。北部はあっさり、中部は味が濃くて辛く、南部は甘いという特徴があり、54ある民族によっても違いがある。たくさんのブースがあるので、店主と話をして食べ比べてほしい」と話す。
開催時間は10時~18時。入場無料。