玉野市の宇野港第一突堤で7月20日、「UNOICHI~海が見える港のマルシェ」が開催され、リサイクル店「キミドリ分校」(岡山市中区)が最後の出店をする。
キミドリ分校は、「誰かの要らなくなったものに新たな付加価値を見いだしてつなげるショッピングセンターへ」をコンセプトに、アンティーク家具や廃材などを販売してきた。
今回のマルシェ「UNOICHI」では、「最後のカケラをつなぐワークショップ」と題して、同店の廃材や海辺に映える素材を使った自由工作教室を行う。同店の篠原寿子さんは「分校に残された廃材で誰かとまたつながっていけることがうれしい」と話す。
「UNOICHI」は岡山市、四国の高松市、瀬戸内国際芸術祭の開かれた直島、豊島からもアクセスできる港町宇野で行われるマルシェ。Uターンや移住してきた若者と地元の若者とが実行委員を務めている。
同実行委員の馬場健太さんは「マルシェを通してつながれることが宇野の魅力となっていく」と話す。
当日は、ワークショップのほか、大道芸やスチールパンバンドの演奏、フードやかき氷などの飲食店、むぎわら帽子や本などの出店もある。
開催時間は10時~15時。