岡山禁酒会館(岡山市北区丸の内1)で5月28日から、「一匹狼(おおかみ)の文化人on岡山」が開催される。主催はNPO法人「企画on岡山」。
同イベントは、岡山県内で長年にわたって企画をしてきた5人から、これまでに積み上げてきた思想や考え方を各回異なるインタビュアーが聞く1対1のトークイベント。
登壇するのは、歴史公園「美星町中世夢が原」の日高奉文さん(5月28日13時~)、「岡山県立美術館ホール」の赤木愼平さん(5月29日13時~)、映画館「シネマクレール」の浜田高夫さん(5月29日15時30分~)、「劉生容(りゅうせいよう)記念館」の三船文彰さん(6月25日13時~)、ライブハウス「岡山ペパーランド」の能勢伊勢雄さん(6月26日13時~)。
同団体理事長の大塲真護(おおばしんご)さんは、「これまで岡山の文化を耕し、紡いできた5人の考え方や生きざまを伝え、形に残したいと思い企画した。文化を遊びとして楽しむきっかけになれば」と話す。「カルチャーの語源に『耕す』という意味があるように、文化と農は近しい。成果にだけこだわるのではなく、野菜や花を育てるように過程を楽しんでいる。新しいものに触れ変化していく様子を一緒に体感できれば」とも。
同団体は、演劇やワークショップの手法を用い、文化や企画することを楽しめる人を増やす目的で、2015年に設立。7月にはルネスホールで、2回目となるイベント「夏休み子どもまつりinルネス~学習発表会をぶっ飛ばせ」を行う。「お客さんにとって分かりやすい企画だけではなく、考えることが求められる企画が、文化の土壌を豊かにする。私たちも「場」と「人」という要素に目を向け企画を作りだしたい」と話す。
参加費は各回1,000円。今年10月には、同イベントのトークをまとめた冊子を出版する予定。