岡山市旭川沿いの石山公園(岡山市北区石関町7)で10月2日、「おひさまアートバザール11リベンジ」が開催される。
5月29日に予定されていた「おひさまアートバザール11ファイナル」が雨で中止となったため、改めて開催されるもの。11度目となる今回が最後となる。
2006年、当時少なかったアート作品発表の場をMAEMU企画がつくったことから始まった同イベント。MAEMU企画の下村英之さんは「今はネットやカフェ、ギャラリーなど発表の場が多くなった。岡山にアートを楽しめる環境が出来上がった」と、フィナーレを迎える理由を話す。
野外にテントを張るなどして作品を展示するのが特徴。棚や椅子などの木工作品を手掛ける翔木堂(しょうもくどう)さん、着物でイラストを描く季緒(きお)さんは初回から参加している。
そのほか、2D仏像顔出し看板のニシユキさん、その場で似顔絵を描くイラストレーターのはづきじゅんさん、絵本などの朗読をする富田真史さん、ダンボールの日本刀制作ワークショップを行うアート教室フィンセントさん、パフォーマンスを行う一人姉妹さんなど、県内外から計74組の作家が参加。CoMAコーヒーのコーヒーや山田村のおにぎりなど、6店舗が飲食を提供する。
下村さんは「作家本人と作品のことや思いなどを話せるところが醍醐味(だいごみ)。この楽しさを味わうことはできなくなるが、フィナーレを飾れるように晴れてほしい」と思いを込める。
開催時間は10時~17時。入場無料。