岡山市北区にある「奉還町りぶら」（岡山市北区奉還町２）で10月16日、シンポジウム「岡山で幸せに生きるためのヒント」が開催される。

　岡山市内にある千手寺の松本宣秀さんが企画した同イベント。奉還町のカフェで月に1度開催される「ヘレヘレじいさんと考える私たちの『幸せの定義』」の特別版として企画された。「各発表者の視点から幸せを語り、共有する場をこれまでつくってきた。それぞれに意見は違うが、共有することで深い議論となった」と松本さんは話す。

　第1部は、「幸せのメカニズム－実践・幸福学入門」などの著書がある慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授、前野隆司さんが講演。続く第2部では、「世界一幸せな国」ブータンの研究者、本林靖久さん、高梁川流域学校の岡野智博さん、フューチャーセッション主催者林俊克さんを加え、地元岡山の幸せについて考えるシンポジウム討論会を行う。

　「（シンポジウムでは）『やっちもねぇ』と『ふうがわりい』の岡山文化などを題材にする。前野さんの理論に沿って考えてみればもっと岡山県人は幸せになれるのでは」と進行を務める林さん。松本さんは「普段お別れの場面に立ち会うことが多い。幸せに生きるとはどういうことなのか、一緒に考え感じることができればうれしい。幸せのヒントがたくさんあるイベントにしたい」と話す。

　開催時間は15時～18時。入場料は一般1,000円、学生無料。