岡山・表町商店街に5月23日、フローズンヨーグルト専門店「カフェ・デ・ヨゴラッソ」(岡山市北区表町1)がオープンした。
岡山でアンテナショップとしての機能もあわせもつフローズンヨーグルト専門店
経営は、フローズンヨーグルトの専用製造機を輸入販売するカラテック(中区桑野)。同社は輸出入代行やLEDディスプレー、TV金具などを取り扱う同社。同製造機は中国で生産されており、同社は輸入に携わる。
席数は40席。セルフ方式の3台のマシンで好みの味を選び、カップに入れ果物などをトッピングする。低脂肪プレーンから濃厚プレーン、抹茶やイチゴ味まで9種類。価格は100グラム当たり250円ほど。
出店のきっかけは、海外留学から帰国した1人の顧客からの相談だったという。先進国ではフローズンヨーグルトは非常にポピュラーなスイーツだが、日本に戻ると見当たらず、世界中の製造機メーカーを調べると先進国のものは高額。そこで中国からの輸入に関して同社に相談が舞い込んだ。相談に乗る間に、さまざまな市場調査や輸入検査などに1年半を要し、輸入体制が整ったという。
いざ製造機の営業活動を始めると「実機の見学」「メンテナンス」「試食」「運営面での収支」「素材の仕入れ方法」など、見込み客からさまざまな質問が舞い込んだ。それを一つ一つ検証するうちに「アンテナショップを設け、実機を見学・試食でき、経営的なコンサルティングも行える」場をつくるに至ったという。
「最初は製造機1台の輸入相談が、最終的にはこれだけの大きなチャレンジとなった。トライ&エラーを重ねて顧客の要望や質問に応えていったことで、ショップ運営自体のノウハウ、素材を生かした商品開発のスキルまでもが身についたのは想定外の産物」と責任者の杉浦さん。「おいしいフローズンヨーグルトの店として評価を受けたい。製造機のアンテナショップとしても、このスペースは価値がある。既に複数の引き合いや見学希望が舞い込んでいる」とも。
専用機は1台105万円。現在は店舗運営と同時に、業種を絞り込んだ上で製造機の営業も並行して行っている。
営業時間は10時~19時。火曜定休。