岡山駅前商店街で毎月第2日曜に行われる「桃太郎市(いち)」が3月12日、3周年を迎える。
同イベントは2014年3月に始まり、「地元にある食材を通して、地元の価値を伝える」をコンセプトに台風で中止した1回を除き毎月開催してきた。桃太郎プロジェクト実行委員会代表の本村哲治(てつじ)さんは「瀬戸内海でとれるシャコを知らない親世代がいることに驚いたことがある。岡山には魅力的な魚介類や野菜が豊富にあることを、見て味わってほしい」と話す。
今回は約20店舗が出店する。「Vin rouge blanc石坪」のフレンチシェフは岡山産のマッシュルーム、ジャガイモ、牛すじを使ったコロッケ(150円)を200個限定で提供するほか、「牛窓海鮮たこやきよすが」のたこ焼き、「オカエキカリーラボ」のスパイシーチキンカリー(以上500円)、「光吉商店」のうな丼(700円)などを販売。ほかにも、「エースキャリー」が的あて・くじ引き・輪投げ、「ロールブルー」がマッサージ・占いなどを行う。
同イベントでは子どもを対象とした「岡山っ子体験会」も行っている。季節やニーズに合わせて毎回異なる企画を用意し、地元の食材や参加店舗のサービスに触れる機会を設ける。本村さんは「ウナギ、タコのつかみ取りなどの体験イベントを行うと、子どもたちは本気で挑戦してくれる。本物に直接触れる機会を今後も続けたい」と話す。今回は「ビッグサイコロですごろくチャレンジ」を予定する。
同商店街青年部公認の「ご当地ヒーロー・モモキッド」も登場する。モモキッドは1000人を「お姫様抱っこ」するチャレンジを行っている。現在378人で、同日にも実施。実行委員の土居和正さんは「子どもはもちろん大人も対象。モモキッドに気軽に声を掛けて」と呼び掛ける。
開催時間は11時~16時。雨天決行。