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FM岡山「90周年の倉敷天文台」に教養番組優秀賞 引き継がれる星への思い

森田恵子さん(左)と入野真由美さん

森田恵子さん(左)と入野真由美さん

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 FM岡山の特別ラジオ番組「星にまもられて~90年目の倉敷天文台~」が日本民間放送連盟賞の中国四国地区でラジオ教養番組優秀賞を受賞した。

くらしき天文台

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 2016年12月30日に放送された同番組は、倉敷の名誉市民でもある原澄治が1926(大正15)年に日本初の民間天文台として開設した倉敷天文台の90周年を追う内容。同局ではこれまでにも同天文台を題材に番組作りを2度行ってきた。

 同施設は彗星(すいせい)12個・新星11個を発見した世界的アマチュア天文家の本田實が台長を勤めていた。本田が観測ノートや写真のプリント袋などに書いていた詩や俳句が同施設研究員の監物(けんもつ)邦男さんによってまとめられた。番組では、本田の故郷である鳥取県八頭郡八頭町にある八東小学校で同詩集が朗読された様子を収めた。

 DJを務める森田恵子さんは「約6年前、同施設の現理事長である原浩之さんの出会いから全ては始まった」と話す。存続が危ぶまれた時期もあった同施設だったが、番組との出会いと原さんの熱い思いから2015年に建て替えをした。「『初めて生の木星を見た時の感動をみんなにも味わってほしい』と語る原さんの気持ちが原動力となっている」という。

 ディレクターの入野真由美さんは「予想もしていないようなご縁がつながり今回の番組となった。多くの人に倉敷天文台のことを知ってもらい愛される場所になってほしい」と話す。

 8月31日に受賞記念特別番組を放送する。放送時間は20時~21時。

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