岡山駅すぐ近くのイオンモール岡山(岡山市北区下石井1)の5階おかやま未来ホールで10月1日、「パラ×コレ2017 笑顔いっぱいファッションショー」が行われる。
同イベントは昨年に続いて2回目の開催。身体、知的の障がいがある15歳~29歳の14人がモデルとなり、学生をメインにしたサポーターらがステージに上がる。サポーターはモデルの特徴を把握し、動きの支援や舞台上での演出の協力として付き添う。運営メンバーとともに2月から企画を検討し、練習に取り組んでいる。
イベント名「パラ×コレ」は、パラリンピックの「パラ」、パリコレクションの「コレ」をイメージした造語。代表の長谷川真実さんは「障がいがある人がおしゃれを楽しみ、ステージでスポットライトを浴び、本人や家族らが笑顔になれる機会になれば」と話す。副代表の藤澤昌美さんは「昨年息子が参加し、親の心配を払拭(ふっしょく)するほど堂々と演じた。支援学校・作業所・施設では出会わないさまざまなボランティアと半年ほど一緒に活動でき、お互いによい経験になる」と話す。
ショーは4部構成。部ごとにモデルとサポーターが演出を検討し、動きやせりふを工夫する。第1部で使用する曲を作り、演出を担当する伊藤一興(かずおき)さんは、「就職で千葉から岡山に来て、音楽活動を続けるうちにこのショーに出会った。オリジナル曲を採用され、初めての仲間とショーを作れてうれしい。照明・ダンスにもこだわりたい」と話す。
高校生・大学生、モデルの家族がボランティアとして参加し、服飾デザインの専門学校生が着脱しやすい服のリメークに協力している。美容師、メーク担当も関係者の勧誘で参加したという。広報と司会を担当する井口陽平さんは、「フライヤー作製をきっかけに関わり、普段は接点が少ない人と一つのショーを作り上げていく雰囲気が最高に良い。当日は観客にも笑顔で輝いてもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は14時~16時。入場無料。