岡山市にある岡山LOTZ(ロッツ)内にある「良品計画Open MUJI」(岡山市北区中山下1)で9月26日、「世代を繋(つな)ぎ、自らの活動を地域に活(い)かすvol.0」が開催された。
主催は丸善雄松堂。表町商店街・シンフォニーホールに入居する書店「丸善」をグループにもつ事業会社である。同社の持つ知見を活用して街の課題解決をするプログラムの第1回として、街を舞台に活動を行う4人のゲストが登壇し、相互理解と共通課題認識をテーマにトークセッションを行った。
「まちゼミ表町」の仕掛け人・岡山市表町商店街連盟事業推進部長の矢部久智さんは、表町商店街の各店がプロ講師となり無料で開催する講座「まちゼミ表町」を開催するまでの苦労やそこから出来上がっていった商店街のあるべき姿などを話した。
岡山市職員で「岡山若手政策実現プロジェクト」メンバーの平松佐也佳さんは、空き店舗調査を進めるうちに商店街が訪れる場所の側面だけでなく生活の場として存在することや大学生との関わり方への課題など実際に直面した課題について話した。
良品計画「無印良品ロッツ店」店長の有木一郎さんは、イオンモール岡山ができた時に考えさせられた無印良品としてのあり方や地域の一員としての店のあり方など店長としての立場から考えてきたことを話した。
岡山プロスポーツ文化まちづくりサークル「SCOP」前代表の池田遥祐さんは、学生として活動することのメリットとデメリット、学生サークルの抱える継続の障壁などを話した。
パネルディスカッションでは、各課題と続けていくことで見えて来た兆し、今後やっていきたいことを参加した約40人の前で話した。