岡山の「顔出し看板作家」二シユキさんが12月4日、自宅で気軽に作れる「2D仏像顔出し看板キット」の販売を始めた。
二シユキさんによると、2013年ごろから同看板のシリーズをブース出展示するようになり、2014年11月にカフェ「ネイロ堂」(岡山市北区番町)で開催された「ほとけさまつり」から、ワークショップなど参加型の2D仏像顔出し看板制作を本格的に始めるようになったという。
今回販売するキットは、縦60センチ・横50センチメのダンボール製で、阿弥陀如来、薬師如来、帝釈天(たいしゃくてん)の3種類を用意する。二シユキさんは「阿弥陀如来は西方浄土の仏様。薬師如来は東方浄瑠璃の仏様。帝釈天は私の大好きな守護神」と話す。
絵の具などで自由に彩色することもでき、約1時間の製作で仏になった気分を味わうことができるという。「彩色は自由な発想で楽しんでほしい」とも。
ニシユキさんは今年、参画寺社が宗旨宗派を超えて日本の伝統文化を発信するイベント「向源」に同看板を出展したほか、岩手県にある曹洞宗寺院「喜雲寺」の本尊・釈迦如来の2D仏像顔出し看板の製作も手掛けたという。
「仏でウキウキする機会を届けたい。今後はバリエーションを増やし、ほとけさまオフ会を開きたい。第2弾グッズも製作を予定している」と意気込む。
価格は1,000円。ウェブサイト「二シユキテン」で販売する。