新見市下熊谷に6月22日、「JUAVACドローン エキスパート アカデミー岡山校」がオープンした。
アミューズメント用機械メーカーの「山佐産業」(新見市下熊谷)が運営する同校。岡山校は9校目。日本大学工学部と共同開発したという育成カリキュラムを導入し、全3コースを用意する。
フライト基本技術コース(4日間)は、飛行の基礎知識、気象、電波法などの座学と実技講習10時間。左右上下の飛行から対象物を向いたまま円を描いて飛ぶ技術などを学ぶ。教官の田邉賢吾さんは「風で機体が動いたり、GPSを使わず飛行させたりすることもある。ゆっくり機体を動かせるようになることが重要」と話す。
測量基本技術コースは、ドローン操作、搭載カメラによる撮影、レーザーセンサーを使った距離測定、解析ソフトの使用法などを学ぶ。
非破壊検査基本技術コースは、建物の外壁、橋梁などの劣化検査法などを学ぶ。
田邉さんは「新しい分野への挑戦と地域貢献のため、しっかりと学んでもらえる体制を整えている」と話す。
受講料は、フライト基本技術コース=25万円ほか。入学は随時受け付ける。