岡山市の古民家アートスペース「油亀(あぶらかめ)」(岡山市北区出石町2)で10月6日、「カレーのためのうつわ展」が開催される。
カレー好きという「油亀」店主の柏戸喜貴さんが、世の中には多種多様なカレーがあるが器の種類が不足しているとの思いから2011年に初開催した同展。
築150年以上を超えるという古民家を改装した店内で、作家61人が作ったカレーに合う器約5000点を展示・販売する。柏戸さんは「最後の1粒までご飯がすくいやすいふちの器、食べ終わると底の絵が見える器、スープカレーの器、ドライカレーの器、おふくろカレーの器、パパカレーの器。作家が思い浮かべるカレーとストーリーがたくさんある」と話す。
会場では、柏戸さんが食べ歩き、出展交渉を行ったカレー店も出店する。「nundi CURRY」(広島県)の「バターチキンカレーとナンディカレーのあいがけ」(10月8日)、インド料理「SPICE」(島根県)の「イベリコ豚のビンダルー」(10月14日)、菜食インドカレー「いなほ屋」(久米南町)の「ダルタルカとベジチキンローストのあいがけカレー」(10月28日)、カレーちゃん屋(大阪府)の「キノコチキンカレーとほうれん草キーマカレーのあいがけ」(11月3日)、カラピンチャ(神戸市)の「ライス&カリー チキンカレーと野菜の副菜数種」(11月4日)を予定。カレーに合う器を選んで提供する。
このほか、木工作家・山脇隆さんの「マイスプーンを作ろう」(10月13日)、カエルムアールさんのアーユルベーダ(10月23日)、いなほ屋さんのスパイス講座「テンパリングの極意を学べ」(10月28日)、yoga nagiさんの「瞑想とヨガ」(10月30日)など各種ワークショップも行う。
「自分の作るカレー、カレーを食べる家族を思い出しながら、1番合う器を選んでほしい。カレーのための器、家族のための器が見つかるはず」と柏戸さん。
開催時間は11時~19時。11月4日まで。