カメラマン・イシイコウジさんの「ドヤ顔図鑑」作製プロジェクトが8月20日、スタートした。
イシイさんは広告写真を撮影する傍ら、2000人以上の人物写真を撮ってきた。2014(平成26)年に「10年後のなりたい自分を話している瞬間を撮る」企画展を開催。「『ドヤ顔』の原点に近い、自信のある瞬間を切り取る最初の試みだった」と言う。2017(平成29)年にオープンした「BARおじさん」(岡山市北区柳町2)のトイレ改修のクラウドファンディングで、リターンの1つとして「ドヤ顔」撮影を初めて行う。
イシイさんは「ただのネタ。ドヤ顔は自分に一番自信のある時の顔。簡単にできる人とそうでない人がいる。ドヤ顔をすることで自己肯定感も上がり、自然と自信のある自分でいられるようになるかも。SNSのプロフィール写真をドヤ顔にして、面白いね、楽しいね、とコミュニケーションが増えてくれるとうれしい」と話す。
撮影を希望する人は、クラウドファンディングで撮影予約を購入する。岡山県外限定で、人数に関係なく1日(6時間)撮影をする10万円メニューも用意している。今回の写真は全てモノクロで最大880人分をまとめた図鑑を作る予定。今後、全国のご当地ドヤ顔図鑑を製作することも考えている。「ドヤ顔をする楽しさを全国の人に感じてもらい、面白がる人が増え、各地のカメラマンやクリエーターと協働することを目的としている。楽しい仕事をつくっていきたい」とも。
撮影は10月中旬を予定し、アマゾンと一部書店で販売する。クラウドファンディングは9月30日まで。