岡山で洋ランや果物の生産・加工・販売を手掛けるスコレーが経営するカフェ「D-cafe(ディーカフェ)」(岡山市北区御津吉尾、TEL080‐4889‐4390)が8月で1周年を迎えた。
自社で生産する果物を使ったメニューを提供するファームカフェで、これまでイベントなどにフレッシュジュース屋として出店する中で、利用客からの要望を受けて昨年8月にオープンした。同社はブドウ生産からスタートして約80年の歴史を持つ。29年ほど前からメーンを洋ランに切り替え、現在はブドウやアロエのほか、5年前から岡山では初の「ドラゴンフルーツ」の生産・販売も行っている。
温室を利用した同カフェ入り口にはバナナや洋ランを展示する。店舗面積は32坪で、席数は24席。全席禁煙。床貼りなど、できる所は可能な限り自分たちで手を加えたという。
メニューは旬の野菜などを使った「気まぐれピザ」(730円)や、中辛だがドラゴンフルーツを加えることで、とろみとまろやかさを出した「果樹園のフルーツカレー」(サラダ付き780円)など。いずれもサラダ、ドリンク付きの「セット」(980円)も用意し、ドリンクをコーヒー、フレーバーティーから選べる。さらに100円追加で、フレッシュジュース「ドラゴンフルーツmix」「アロエパイン」「アロエ・マンゴー・ピーチソーダ」「ぶどうソーダ」のうち一つに替えることもできる。ドラゴンフルーツの「ソフトクリーム」(350円)、「フローズンヨーグルト」(380円)、「ドラゴンシフォンケーキ」(580円)なども用意。
同カレーのレトルト商品や採れたての果物、加工品の販売も行い、シーズンには満月の夜に咲く「ドラゴンフルーツのお花見ツアー」も予定。詳細はフェイスブックページなどで確認できる。
スコレー取締役で同カフェオーナーの大内盛勢(しげなり)さん(27)は「ドラゴンフルーツは見た目よりも品質を重視し、無農薬有機肥料で育てている。花を見るもよし、食べるもよし、いろいろな農産物を見ながら、農園ならではの開放感と癒やしの場を提供できる」と笑顔で話す。
営業時間は10時~16時。水曜定休。駐車場あり。