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岡山・長島愛生園で「かたりとしらべ」 朗読とギターのアンサンブル

「さざなみハウス」の鑓屋翔子さん

「さざなみハウス」の鑓屋翔子さん

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 朗読と音楽の会「かたりとしらべ」が10月5日、長島愛生園・愛生会館(瀬戸内市邑久町)で開かれる。

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 同イベントは2月まで続くプログラム「長島アンサンブル」の一つ。長島アンサンブルは、2017(平成29)年以来2度目。1930(昭和5)年、日本で初めてハンセン病の国立療養所が長島(岡山県瀬戸内市)に開園。長期にわたり隔離されてきた悲しい歴史だけでなく、不自由な中から見つけた光について島の穏やかな風景と共にアーティストを招いてのいくつかのイベントを行う。

 「かたりとしらべ」では、ボサノヴァギターリストの伊藤ゴローさんのギターと、創作ユニット「阿部はまじ」による朗読が長島愛生園「愛生会館」(瀬戸内市邑久町)で行われる。伊藤さんは原田知世さんの「L’Heure Bleue」などのプロデュースや「君は月夜に光り輝く」などの映画音楽を手掛けている。

 創作ユニット「阿部はまじ」は浜島直子さんとアベカズヒロさんによる夫婦ユニット。浜島さんは18歳でモデルデビューし、女性誌「LEE」や「リンネル」などに出演するほか、NHK総合「あさイチ」やTBS「暮らしのレシピ」などでパーソナリティーを務める。アベカズヒロさんはCMやMVなど映像ディレクターでもある。

 絵本「ねぶしろ」は、創作ユニット「阿部はまじ」がストーリーを書き、イラストレーターの平澤まりこさんが絵を描いたネブソクシロクマというクマの子どもを描いた作品。9月21日から、長島愛生園内「さざなみハウス」(瀬戸内市邑久町)で同本の原画展を開催している。5日(10時30分~12時)には、浜島直子さんと平澤まりさんのトークイベント(1,800円、昼食とドリンク付き)も行われる。

 「さざなみハウス」は、福祉棟の1階部分をカフェに改装し、今年7月7日にオープンした。窓から見える瀬戸内海は穏やかで、長島の入所者だけでなく、来園者やバス待ちの人などが利用している。店長の鑓屋翔子さんは「園からは多くの芸術家も出ている。入所者さんと気軽に話ができる場所でもあり、忙しい毎日から逃れ、のんびりした時間を過ごしに来てほしい」と話す。営業時間は11時~17時。月曜・火曜定休。

 開場は14時、開演は14時30分。終演後にはサイン会も予定している。参加費は、予約=3,000円、当日=3,500円。

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