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岡山市営団地「門田白鳥住座」にお別れ 団地鑑賞家の神職・秦和貴さん

岡山市営団地「門田白鳥住座」を鑑賞する沖田神社の秦和貴さん

岡山市営団地「門田白鳥住座」を鑑賞する沖田神社の秦和貴さん

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 団地鑑賞家で沖田神社(岡山市中区沖元)の神職・秦和貴さんが、12月2日に入札される「市営門田白鳥住座」(岡山市中区門田屋敷3)で「お別れ」の団地鑑賞を行った。

岡山市営団地「門田白鳥住座」を鑑賞する沖田神社の秦和貴さん

 私有地一般競争入札は、1~5号棟、集会所がある約1300坪の敷地と6号棟のある約120坪の敷地。6号棟の北隣にある7号棟は対象となっていない。

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 秦さんは「1号棟は1950(昭和25)年ごろに竣工している。公団住宅の『51C型』が、間取りを表す『nLDK』を完成した1951(昭和26)年より前に竣工しており、大量生産される前の試行錯誤が間取りに見られるのでは」と話す。

 岡山市内には同建物群のほかに、「北長瀬みずほ住座」「さくら住座」「津島北斗住座」「巌井三門住座」「住座」と名付けられた市営団地がある。すでに取り壊しが決定しているものから売却が終わっている建物もある。

 鉄筋コンクリート造4階建の3号棟以外は、全てコンクリートブロック造2階建。秦さんは「後から付けられた配管やアンテナなど生活の様子が伺える。時代の流れにより建物がなくなることは仕方ない。団地の良さや住んでいた人たちの生活を記憶や記録にとどめ、伝えていきたい」とも。

 秦さんは、小学生の時に見た団地に感銘を受け、時間があれば団地鑑賞に行くようになったという。沖田神社では、2012(平成24)年から「団地守(だんちまもり)」を販売し、団地ライフを安全に楽しく充実するように祈念している。

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