岡山市の西川沿いに8月29日、「魚松味ビル市場」(岡山市北区幸町4、TEL086-207-2775)がオープンして1カ月がたとうとしている。
同市野田屋町の「大漁酒場 魚松本店」の2号店で、運営会社アールイーエヌコンセプトはここ数年のうちにイタリアンや創作和食などの系列店をハイペースでオープン・リニューアルしており、同店は中でも最も広いフロア面積となる。延べ床面積は110坪。1階はカウンター30席・テーブル18席、中2階はテーブル席28席、2階は宴会場で、テーブル25席と座敷が約120席。コンセプトは「団塊ジュニア世代が気軽にフラッと入れる店」で、店内は魚市場や加工場をイメージさせる鉄骨がむき出しのままの柱や階段で、「ちょっと懐かしいが今どきなかなか見つけられない雰囲気を出した」という。
メニューは瀬戸内と鳥取県境港直送の魚や、三陽・山陰地方の日本酒をメーンに、本店にはない「煮込み」、「串焼き」などの肉料理もそろえ差を付けている。客は「刺し身を食べに来ている」「店にある酒を全種類制覇したい」という魚好き、日本酒好きの40~50歳代男性が中心で、手頃な価格設定から学生グループの宴会にも利用されるという。
ホール責任者の友森匡美(まみ)さんが「うちに来たらまず食べてほしい」という鮮度が自慢の「刺し盛り」は、2~3人前の「魚松盛り」(1,344円)と、4~5人前の「大漁盛り」(1,869円)の2種類を用意。客に「どれだけ具をこぼれさせるのか」と驚かれる「こぼれ寿司(1,029円)」も人気。ほかには、その日入った新鮮な魚を使った「本日のおすすめ」など。
酒のメニューは各地の「日本酒」(1合630円~)が約30種類、天然果汁を使った果物の「にごり酒」(399円)を12種類用意するほか、特製サーバーで提供する超微炭酸の「角ハイボール」(399円~)、ベースのウイスキーに「ジムビーム」「山崎」「白州」を使ったハイボール(609円)なども。
友森さんは「肉も食べられるというイメージも持ってほしいので、メニューは変化を付けながら今後も増やす予定」と話す。「スタッフも元気いっぱい、活気あふれる店。カウンター席も広いので1人でふらっと来てもよし、100名の宴会や貸し切りにも対応できる」とも。多い日では100人分の予約が月に1日ペースで入っており、出だしは好調。すでに来年、成人式後の宴会も予約を受けたという。
営業時間は17時~24時。