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岡山の高校生が「18歳成人」向けプロジェクト 「大人になる」を高校生らしく

「18サミット実行委員会」の張織慧さん、松家有作さん、行森和樹さん、梅林龍生さん(左から)

「18サミット実行委員会」の張織慧さん、松家有作さん、行森和樹さん、梅林龍生さん(左から)

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 2023年3月に行われる「第1回18歳成人式」に向けたプロジェクト「第1回18サミット」が3月17日、おかやま未来ホール(岡山市北区下石井1)で開かれる。

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 18サミット実行委員会は、高校生3年生3人と高校生自主活動団体「#おかやまJKnote」のメンバーを加えた5人で活動を始めた。

 2022年4月1日から民法の一部改正により、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられる。岡山市はこの年以降も20歳を対象とした「20歳の集い」(仮称)を開催する予定。改正年の高校3年生は18歳になると成人となる。改正前の元高校3年生から1年生までは卒業してから成人になるまで時間があるため、学校では教えてくれない「成人とは何か」を考える機会を今からつくれないかというもの。

 当日は、学校の枠を超えた「合同卒業ライブ」を開催する。「親の同意を得ずに契約ができるようになること、女性の婚姻開始年齢が16歳から引き上げになること、たばこや飲酒などは20歳のまま維持されること」などについて展示し、高校生が当たり前に知っていることを目指す。

 ステージでは、山陽女子高校の「Papillon」、総社南高校の「mahalo」、岡山後楽館高校の「Dummy mimic」、城東高校の「joto sisters」のダンス、ギター・ピアノ・ドラムのスリーピースバンド「今井柊希と海月と優吾」のほか、全8組が出演する予定。

 実行委員長の松家有作(あたる)さんは「岡山県内の高校生が高校生の力で一つのことをやる。うまくいくこともいかないことも大人になる一歩だと学べる機会となる。3年後の高校生が18歳で成人になる頃までに、高校生のうちから成人とは何かを考えられる高校生が増える礎をつくりたい」と話す。

 実行委員の張織慧(ちょうおりえ)さんは「同じ学校の人としか関わることのない高校生が多い。一緒に楽しめるイベントをすることで、他校の友人を作り、視野を広げる。少しだけでも大人に近づけるのでは」と話す。

 ロビースペースには飲食ブースを用意するほか、ミニゲーム、ビンゴゲームなどの開催も予定している。現在、会場費などの資金をクラウドファンディングで募っている。目標金額は50万円。3月6日まで。

 開催時間は17時~20時。入場料は、高校生=500円、一般=1,000円。

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