日本名作映画鑑賞会「35ミリフィルムで観る・時代を彩るアイドルたち」が2月22日、天神山文化プラザ(岡山市北区天神町)で開かれる。
上映作品は、1983(昭和58)年公開で原田知世さん主演の「時をかける少女」、1988(昭和63)年公開で宮沢りえさん主演の「僕らの七日間戦争」、1974(昭和49)年公開で山口百恵さん主演の「伊豆の踊子」、1981(昭和56)年公開で松田聖子さん主演の「野菊の墓」の4本。会場に35ミリフィルムの映写機を設置して上映する。
3本の上映の終わった16時10分から、山陽新聞夕刊「映画漫談シネじいひとり旅」の執筆者・江見肇さんと、シネマ・コレクターズ・ショップ「映画の冒険」(岡山市北区奉還町3)の店主・吉富真一さんのトークショーも予定している。各映画の俳優オーディションの裏話や、大林宣彦監督の手作りのアナログCGの話や、映画とテレビドラマ、出版など興業のからくりなどを話す予定。
吉富さんは「昭和と現代ではアイドルは変容している。原点は美空ひばり。映画主演と主題歌がアイドルの映画デビュー作のセットだったなど、今のアイドル好きな高校生が見ると新鮮に映るかもしれない。デジタルではなくフィルムで観る経験は、言葉にしがたい味を感じてほしい」と話す。
上映時間は、「時をかける少女」(10時~11時45分)、「僕らの七日間戦争」(12時45分~14時20分)、「伊豆の踊子」(14時35分~16時)、「野菊の墓」(16時45分~18時20分)。鑑賞料は、1作品=500円、通し券=1,000円。