酒蔵「ヨイキゲン」(総社市清音)が4月7日、「岡山バナナあまざけ」の販売をスタートした。
「おかやまおひさまファーム」(岡山市南区藤田)が作る岡山バナナを使った米麹(こうじ)で作るアルコール分のない甘酒。約10キロのバナナから60本の同商品を製造した。
2018(平成30)年から、無添加、無加糖の「あまざけ」を製造している。パッケージは、パンダ・ペンギン・ウシの3種。白い甘酒に映えるパンダの絵を同社の社長・渡辺信行さんが描いた。渡辺さんが描いたホワイトタイガーがパッケージの甘酒は、池田動物園(岡山市北区京山2)で限定販売している。
同社の甘酒は、米麹を2度に分けて投入し、通常の約倍となる約20時間をかけて糖化する。渡辺さんは「糖化時間が長いので、甘味が強くてコクのある甘酒ができる。バナナの変色を抑え、風味を残し、甘酒の甘さとのバランスが難しかった。次回の販売は未定だが、岡山県内の食品とコラボを今後もしたい」と話す。
これまではピオーネを使った甘酒を、イベントのみで販売したこともある。同社とローソン清音店(同)で販売。60本限定、800円(275ミリリットル)。