岡山在住の「2D仏像顔出し看板」作家・ニシユキさんが4月8日、ホットケーキを食べて釈迦の誕生日を祝った。
仏教の始祖「釈迦(=ゴータマ・シッダールタ)」が旧暦4月8日に誕生したとされる伝承に基づき、毎年4月8日に行う日本の仏教行事「灌仏会(かんぶつえ)」(=花祭り)では、産湯(うぶゆ)に見立てて誕生釈迦仏像に甘茶をかけるのが伝統となっている。
ニシユキさんによると、全国の一部寺院や仏像好きでは約5年前から、有志僧侶の呼び掛けで、「仏=ホトケ」の語呂に合わせてホットケーキを食べたり、インドを代表する郷土料理のカレーを食べたりして花祭りを楽しむ取り組みが行われているという。
「誰でも簡単に仏像に変身できるアート作品」として、2013(平成25)年から「2D仏像顔出し看板」の制作を手掛けているニシユキさんは、2014(平成26)年から「ほとけさまつり」として4月8日に仏像トークショーやワークショップを開いている。2016(平成28)年の「第3回ほとけさまつり」では、釈迦誕生を祝って参加者と一緒にホットケーキを食べる「ホットケーキナイト」を初開催した。
ニシユキさんは「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、家で過ごす時間も多いはず。今年の4月8日はホットケーキを食べて楽しんでみては」と呼び掛ける。