岡山県立大学(所在地:岡山県総社市、学長:五福明夫)は、社会人のための本格的な学び直し講座「ハレリカ」を始動しました。県内企業へのニーズ調査では、従業員の学び直しは企業の持続的成長を左右する重要な経営課題であることが示されました。目玉講座の一つである「失敗から学ぶ」では、株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブオーナー 木村正明氏(東京大学特任教授)と株式会社まつもとコーポレーション代表取締役 北川克弘氏を招聘し、地域と共に未来を拓く実践的な学びの場を提供します。
左:ファジアーノ岡山オーナー 木村正明氏 右:まつもとコーポレーション代表取締役 北川克弘氏
■背景:県内企業が抱く、大学への大きな期待
変化の激しい現代社会において、社会人が生涯にわたって学び続ける「リカレント教育」の重要性が高まっています。岡山県立大学が実施した県内企業対象のニーズ調査では、「実践的な知識の獲得」「経営人材育成」「組織改革へのヒント」「地方からのイノベーター輩出」など、多方面にわたりリカレント教育への関心とニーズが浮き彫りとなりました。この社会的要請に応えるため、岡山県立大学は、文部科学省の補助事業のもと、社会人向けリカレント講座「ハレリカ」を構築。地域の産業界や自治体と連携し、新たな価値を創造できる人材の育成を開始しました。実際に多くの企業から「今後の組織強化や人材育成において、ハレリカのような学びは不可欠」との声が寄せられています。
■目玉講座「失敗から学ぶ」
注目講座は、10月11日(土)より開講する「失敗から学ぶ」です。経済産業省や岡山県の担当者による地域経済の現状分析から、元大手企業人事部長による組織論、そして岡山を代表する経営者によるサクセスストーリーの解析まで、多角的な視点から失敗を価値に変える方法を学びます。講座全体のコーディネートは、岡山県立大学前学長の沖陽子が担当し、質の高い学びを保証します。講義だけでなく、グループ討議やワークショップを多用し、思考力、俯瞰力、そして共に学ぶ仲間とのネットワークを得ることができます。
11月22日(土)のセッションには、ファジアーノ岡山オーナーの木村正明氏が登壇。「逆境への挑戦」をテーマに、成功の裏にある数々の失敗の本質と、それをいかにして未来の成長に繋げてきたかを語ります。さらに、100年以上の歴史を持つ建設会社まつもとコーポレーション社長である北川克弘氏も登壇。「挫折・失意の中に未来がある」をテーマに、伝統企業の変革者が挑むリアリティあふれる講義を展開します。講義後には、モデレータの石田好伸氏(元RSKアナウンサー)も加わり、講師と受講生が一体となって楽しく討議するワークショップを実施。参加者一人ひとりが自社の課題と照らし合わせながら、変化の時代を生き抜くための実践的思考力を徹底的に養います。
■岡山県立大学リカレント講座「ハレリカ」について
「晴れの国のリカレント」を愛称とする、社会人のための学び直しプログラム 。経営、デザイン、DX、キャリアアップなど、多様なニーズに応える講座を「オーダーメイド型」で柔軟に組み合わせることが可能です。大学の専門知と地域企業の課題解決を結びつけることで、どんな環境でも力強く伸び、岡山県の持続的発展を担う「雑草型人材」の育成を目指します。
▼詳細・お申し込みはこちら
公式サイト:
https://www.oka-pu.ac.jp/harerika/