岡山のフェアトレードの店「コットン古都夢(コトム)」(岡山市北区出石町1、TEL 086-225-4663)併設のカフェ「COTOM(コトム)」で4月20日、映画「FORKS OVER KNIVES いのちを救う食卓革命」の試写会が開かれた。
同作は、医療費の増大が社会問題となっているアメリカでヒットを記録したドキュメンタリー。栄養学と外科の世界的権威である2人の博士が提唱する菜食の実践で、多くの生活習慣病の予防だけでなく治療までもが可能だという。動物性たんぱく質とガンの関係、病から立ち直った多くの実例の紹介と、菜食を阻む見えない力についても言及する。
カフェスタッフの谷合(たにあい)裕子さんは「映画で語られる事が全てと思うのではなく、食生活を見直すきっかけとして、見た人がそれぞれの感覚で取り入れ、自分自身で考えるきっかけにしてほしい」と話す。3回の上映で合わせて29人が参加した。当日は、映画の内容に合わせて植物性の食材のみを使った、カレーやスープなどのビーガンランチが提供された。
「大きなテーブルが一つだけ置かれたスペースをコミュニティーカフェとして機能させたい。今後も月1回は上映会を開きたい。映画を見てそのまま帰るのではなく、おしゃべりする場として活用していきたい」と谷合さん。
次回は5月下旬、マイケル・ムーア監督「SiCKO(シッコ)」の上映会を予定する。