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プリツカー賞の建築家・山本理顕さん、岡山で講演 地方都市の未来を考える

運営者・コトアーキテクチャーラボ(倉敷市)の佐藤悠馬社長(右)

運営者・コトアーキテクチャーラボ(倉敷市)の佐藤悠馬社長(右)

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 建築家・山本理顕さんの「プリツカー賞記念講演会」が5月31日、岡山国際交流センター(岡山市北区奉還町2)で開かれる。

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 山本さんは1973(昭和48)年、山本理顕設計工場を設立。横須賀美術館(神奈川県横須賀市)、公立はこだて未来大学(北海道函館市)、横浜市立子安小学校(神奈川県横浜市)、チューリッヒ空港・複合商業施設「THE CIRCLE」(スイス)など数々の作品を手がけてきた。岡山県内では、1992(平成4)年に「岡山の住宅」、1996(平成8)年に「山本クリニック」を設計した。今年3月、「建築界のノーベル賞」と呼ばれるアメリカのハイアット財団が建築家の業績を讃え顕彰する「プリツカー賞」を受賞した。

 当日は、2012(平成24)年に出版した著書「地域社会圏主義」を元に、「地域社会圏という考え方」をテーマに講演する。後半は、岡山県立大学デザイン学部建築学科の吉田豊教授、岡山大学環境生命自然科学学域の川西敦史准教授、岡山理科大学工学部建築学科の弥田俊男准教授が登壇し、同イベントの運営者・コトアーキテクチャーラボ(倉敷市)の佐藤悠馬社長がモデレーターを務め、「地方都市岡山の可能性」をテーマにディスカッションを行う。

 佐藤さんは「山本さんの話を岡山で聞けるのは貴重な機会。建築の話としてではなく、地方都市・岡山の未来を考えるきっかけとしてほしい。今回は、県内3大学の先生が登壇する。街の未来を考えるとき、建築家がディスカッションに出かけ、発言することを特に大切だと感じている。岡山の未来について関心のある人は一緒に考えてほしい」と呼びかける。

 開催時間は18時30分~20時40分。参加費は、大人=1,500円、学生=500円。要事前申し込み。

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