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点描画家・石原明日香さん、岡山で個展 ラメ入りのペンで動物など描く

石原明日香さん

石原明日香さん

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 個展「きらり~点描のアーティスト石原明日香の世界~」が8月16日から、ルネスホール公文庫カフェ(岡山市北区内山下1)で開かれる。

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 石原明日香さんは15歳で絵を描き始める。生まれる前日に二分脊椎であることがわかり、胸から下がまひしている。幼い頃からマニキュアやイヤリングなどキラキラしたものが好きだったという。初めは自分の頭の中の世界を、タブレットを使い描いていた。その後、ラメの入ったペンで魚や動物を描き始めたという。岡山障害者文化芸術協会が主催する「きらぼし★アート展」で2019(平成31)年に新人賞、2023年に大賞を受賞した。

 石原さんは「細かく描くことが好きで、点描画を描き始めた。輪郭が複雑であればあるほど、描きやすい。タブレットではなく手で描く時は、下描きを何枚か描いてから、その時にひらめいた色で下地を塗り、ラメ入りのペンで仕上げていく。毎回、違う配色の作品ができるので、一番気に入ったものを作品とする」と話す。

 石原さんは企業からの依頼でパッケージデザインも担当する。当日は、ナマケモノ、カエルなどの手描画十数点を展示予定。

 「ハンディキャップのある人としてではなく、アーティストとして個展を開いている。誰でも昔は苦手だったことが、やり続けていると上手になることもある。私も少しずつ苦手意識がなくなり、描くのが楽しくなった。作品は丸だけで構成されていない。四角形や三角形、ダイヤ型など、よく見ると種類がある。じっくり近づいて見てほしい」とも。

 開催時間は11時~17時。観覧無料。8月30日まで。

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