食べる

落合羊羹店、岡山に洋菓子店「梅田屋」 パリ修業時代のマカロンなど

「菓匠 梅田屋」店主の梅林保明さん

「菓匠 梅田屋」店主の梅林保明さん

  • 8

  •  

 「菓匠 梅田屋」(岡山市南区洲崎2)がオープンして、3月11日で2カ月がたつ。

「菓匠 梅田屋」で販売される落合羊羹

[広告]

 真庭市で100年以上続く「落合羊羹(ようかん)」を提供する和菓子店「梅田屋羊羹店」が出店した。5代目の梅林保明さんは、仏パリの「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」で修業し、同店で出会った妻の佑妃さんと共に2014(平成26)年に帰国。梅田屋羊羹店で洋菓子の販売を始める。設備的にもスペース的にも手狭になり、3年ほど前から2店舗目を計画し始めたという。

 店内では、マドレーヌ、フィナンシェ、ブルトン、フロランタン、サブレなど約70種類の焼き菓子、フランス修業時代に1日1万個も作っていたという10種類の「マカロン」(240円)、プリン、シュークリーム、ショートケーキなど10種以上のケーキ、カカオハンター小方真弓さんのチョコレートを使った「ショコラ羊羹」(1,500円)と「テリーヌチーズショコラ」(2,300円)のほか、落合羊羹(800円)を販売する。

 梅林さんは「落合羊羹をもっと知ってもらいたいと思い、岡山市内にオープンした。バックグラウンドに和菓子店があるので、チョコレート羊羹やもなかにチョコレートを入れるなどの商品作りもしている」と話す。

 梅林さんは岡山の若手パティシエ6人で2020年に結成した「L’HEXAGONE(レグザゴン)」のメンバーでもあり、6粒のチョコレートが入ったレクザゴンショコラ(3,000円)を販売するほか、カカオハンターズの商品も販売する。

 「店内は美術館のように商品選びも楽しんでもらえるように考えた。ショーケースの奥には和のテイストを感じる庭の緑が見える。日常のご褒美として、自分や友人などへのギフトで使ってほしい。今後は、カヌレやタルトなど、『焼きっぱなし』と呼ばれる個包装していない焼き菓子の提供も考えている。コーヒー店とコラボして店内での飲食も企画したい」とも。

 営業時間は11時~18時。火曜は生菓子を販売しない「焼き菓子DAY」。日曜・月曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース