
岡山出身の小説家・岡崎隼人さんの書籍「書店怪談」の出版記念トークイベントが8月28日、「bear’s bookstore(ベアーズブックストア)」(岡山市北区表町3)で開かれる。
岡崎さんは2006(平成18)年、「少女は踊る暗い腹の中踊る」で第34回講談社メフィスト賞を受賞しデビュー。2024年に18年ぶりの新刊「だから殺し屋は小説を書けない。」を刊行した。
同作は、岡崎さん本人が登場するドキュメンタリー形式のフィクション「モキュメンタリー」作品。全国の書店員から怪談を集め、共通点を見つけ出し謎を解いくホラー小説。物語に登場する場所や人物は、実際に岡山にある書店や神社がモデルとなっている。
会場となるベアーズブックストアは昨年9月、岡山芸術創造劇場ハレノワ1階にオープン。昨年11月から岡崎さんによる「小説講座」を開講し、トークイベント「なぜジム・トンプソンなのか?」では岡崎さんも登壇した。
当日は、前作のトークイベント同様、同店マネジャーで編集者の赤星豊さんが聞き手として登壇する。トークイベント後にはサイン会も開くほか、ユーチューブを使った配信も行う。
木坂玲店長は「この本は読むのが本当に怖かった。当店も物語中に登場する書店モデルの一つになっていて、今回のトークイベントも物語の一部のように思えるほど近く感じる。ホラー小説が好きな人はもちろん、本や書店が好きな人にもぜひ来てほしい」と話す。
開催時間は19時30分~21時。チケットは、前売り=1,200円、当日=1,500円(要1ドリンクオーダー)。