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シンポジウム「岡山スタートアップスクラム」 スタートアップ15人がピッチ

「Creww」の西日本エリアArea Leadの志岐遼介さん、岡山市産業観光局商工部創業支援・雇用推進課の塚原義博さん

「Creww」の西日本エリアArea Leadの志岐遼介さん、岡山市産業観光局商工部創業支援・雇用推進課の塚原義博さん

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 岡山市企業間交流促進シンポジウム「岡山スタートアップスクラム」が9月9日、岡山コンベンションセンター(岡山市北区駅元町)で開かれる。主催は岡山市など。

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 同イベントは、岡山市がスタートアップ企業の事業成長と認知向上機会の提供、協業のきっかけをつくることを目的として初めて開催する。

 基調講演では、スキマバイトサービス「タイミー」の取締役CFOの八木智昭さんが「CFOはどう企業を伸ばすのか」について、数字と現場をつなぐ経営のリアルと、自らアプリを活用して現場に足を運ぶエピソードなどについて話す。

 パネルディスカッションでは、「日本郵政キャピタル」の足立崇彰社長、「Ryobi AlgoTech Capital」取締役の鈴木恭輔さん、「KOBASHI HOLDINGS」の小橋正次郎社長、「Creww」西日本エリアArea Leadの志岐遼介さんが「岡山から始める『共創』という選択~スタートアップと地域企業の未来地図~」と題して、地域企業とスタートアップ企業の共創や出資の大切な要素、進め方、狙うべきリターンなどを議論する。

 パネルディスカッションにも登壇する同イベント運営の「Creww」志岐遼介さんは「当イベントは、登壇者の言葉を通して、岡山の魅力や世界観を発信、地域のエコシステムを作れる場としたい」と話す。

 午後からのトークセッション1では、岡山に本拠地を移した市民メディア「8bitNews」代表の堀潤さんとCCOの構二葵さん、ベンチャーキャピタル「瀬戸内と」共同代表の藤田圭一郎さんと山田邦明さんによる「誰が地域の挑戦を伝えるのか?~瀬戸内から始まるローカルジャーナリズムの可能性~」と題して、地域に根ざしたジャーナリズムとして企業や社会の変化をどう可視化するかを中心に「伝える力」について考える。

 トークセッション2では、超小型EV「KGモーターズ」の楠一成社長、自走式ロープウエー事業「Zip infrastructure」の須知高匡社長、「ちゅうぎんキャピタルパートナーズ」取締役の石元玲さんが「The Shift~モビリティー革命のはじまり~」と題して、「次のモビリティーとは何か」について話し合うほか、地域企業や行政との共創を考える。

 このほか、就活実績を元にスカウトを受け取れる就活支援サービス「ABABA」の久保駿貴さん、屋根工事店専門ポータルサイト「いえいろは」の白神康一郎さん、分光分析を用いた薬剤判別装置開発「ウィズレイ」の森山圭さん、現場DXプラットフォーム「カミナシ」の石川聡さん、外国人人材紹介「KUROFUNE」の倉方稜さん、ITインフラ事業などデジタル事業「コクー」の越野雅規さん、看護師・弁護士の求人プラットフォーム「Cone・Xi(コネクシー)」の髙木大地さん、相談とテクノロジーの就職支援「Compass」の大津愛さん、オフィスで野菜を提供するサービス「KOMPEITO」の渡邉瞬さん、生成AI特化人材育成プログラム「Cynthialy」の 國本知里さん、落とし物管理のクラウドサービス「find」の大澤一道さん、製造業の外観検査サービス「フツパー」の川原進也さん、女性のためのITエンジニア育成スクール「Ms.Engineer」のやまざきひとみさん、自動車の資源循環事業「リアクセルテクノロジーズ」の鳥越誠也さん、自治体向け予算編成・経営管理システム「WiseVine」の吉本翔生さんのスタートアップ企業の社長など15人がピッチを行う。

 岡山市産業観光局商工部創業支援・雇用推進課の塚原義博さんは「シンポジウムでは、ピッチに立つ人たちの熱量と事業のリアルを感じられる。学生の参加者には、自分ならどのように関わるかを考えてほしい」とも。

 開催時間は10時~17時。入場無料。

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