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岡山に「農業高校レストラン」2号店 高校生が栽培した野菜で地酒を

柳川農場・岡山農業高校レストランの中村陽太店長

柳川農場・岡山農業高校レストランの中村陽太店長

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 「柳川農場・岡山農業高校レストラン」(岡山市北区磨屋町)が12月1日、柳川交差点にオープンした。席数は、カウンター10席、テーブル20席。

 「柳川農場・岡山農業高校レストラン」の外観

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 「農業高校レストラン」は、農業高校出身の北原拓将さんが、農業高校生が作った野菜を食べることで農業高校の存在を知ってもらいたいという思いで2013(平成25)年、神戸でスタート。2019年9月、神戸で店長を務めていた西田尚平さんが「岡山農業高校レストラン」(平和町)をオープンし、同店は2号店。

 食材は、県南の高松農業高校、興陽高校、瀬戸南高校を中心に勝間田高校、井原高校、真庭高校、新見高校、高梁城南高校の全8校の野菜や卵を使う。「ダイコンの竜田揚げ」(770円)、「冷やし生ピーマンの肉詰め」(680円)、「チキン南蛮」(830円)、「野菜の刺し身盛り合わせ」(770円)などを提供する。

 中村陽太(ひなた)店長は「ピーマン、ダイコン、トマト、カブ、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、ほうれん草、水菜、キャベツと、今は冬野菜の多い時期。野菜には品種名、生産高校などを記載したカードを添えて、いつも以上に野菜を楽しんでもらえる工夫を施す。カウンター席もあり、一人でも利用しやすい『晩ご飯定食』(1,500円)を平日限定で提供する」と話す。

 ドリンクメニューには、興陽高校農業科が作った雄町米を熊屋酒造(倉敷市林)で造った酒「夢実人(ゆめびじん)」(750円)を提供するほか、宮下酒造の「極聖」、白菊酒造の「白菊」、三光正宗の「三光」、辻本店の「御前酒」、山成酒造の「桜渓」など岡山県内の地酒を提供する。

 「週1、2回、高校から直接仕入れるので、新鮮な野菜を食べてもらえる。早取りされた野菜に比べて味がしっかりしている野菜を、地酒と一緒に金山寺みそや塩で食べてほしい。野菜不足が気になる単身赴任や出張中の人、仕事帰りなどに利用してほしい」とも。

 営業時間は17時~23時。

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