宇喜多秀家の兜(かぶと)を模した窯で作った石焼き芋を現在、農業テーマパーク「岡山サウスビレッジ」(岡山市南区片岡)内で販売している。
岡山サウスビレッジは、玩具店「こどもや」やテーマパーク「おもちゃ王国」を運営するサンヨープレジャーのグループ会社「サンヨープレジャー共同事業体」が2024年4月から指定管理を受け管理・運営している。パン店「おかやま工房リエゾン」、ドーナツ店「riel donut(リエルドーナツ)」、フルーツジュース店「マルゴデリ」、オハヨー乳業のミルクカフェ「OHAYO GROUNDS(オハヨーグラウンズ)」、かも川手延べそうめんのうどん店「麺蔵人(めんくらんど) 藤まさ」が新たに入居した。
石焼き芋店は12月27日、サンヨープレジャークリエイトが直営で出店。一度に約50個を2時間かけて焼き上げる。平日は1日に1回焼き、同施設内のロードサイドマーケット内で販売する。土曜・日曜・祝日は1日3回焼き、窯の前で販売する。
石焼き芋窯は、ダクトやパイプ、タンクなど鉄製品の製造・加工・設置などを手がける「金田コーポレーション」(玉野市)が企画・デザイン・製作を担った。同社のプロジェクト「Ma Long(マ・ロン)」として、鍛治職人の青山裕次さんと玉野商工高の機械科の生徒12人も製作に参加した。
「備前宇喜多兜窯」のデザインは、サウスビレッジのある八浜で毛利勢と宇喜多勢が戦ったこともあり、岡山城主の宇喜多秀家の兜を模して考えられた。兜部分に三日月のような前立てがあり、窯のサイズは直径1.5メートル、高さ1.2メートル。下部にガスコンロがあり、網の上に大小数種類の玉石を置き、隙間が少なく満遍なく熱が行き渡るように作られているという。
サンヨープレジャークリエイトの坊寺笑夢さんは「芋は紅はるかを使い、30分に一度芋をひっくり返し、じっくりゆっくりと焼いていく。時間をかけて焼くことで水分を残しつつ、デンプンが糖に変わり甘さが増していく。子ども連れ、お年寄りだけでなく、特に女性がよく購入していく」と話す。
価格は400円。冬季限定販売。